トイレ防音のデメリット

本当に必要な工事かどうか見極める

トイレの音漏れを防ぐために役立つのがトイレ防音工事です。注文住宅を建てる段階で防音対策を実施するのが理想で、あとからリフォームするよりコストが安くなります。それでも防音対策には相応のコストがかかるので、必要かどうかよく見極めておく必要があります。例えばひとり暮らしの男性であれば、トイレの音漏れは気にならないという人が少なくありません。

自宅に客人を招くことがないのであれば、トイレの音を聞かれる心配はないでしょう。トイレの防音は徹底すればするほどコストがかかります。注文住宅の建設費用は予算が限られてくるので、トイレにコストをかけすぎると、他の部分に費用を回すことができず設備が手薄になる可能性があります。

費用対効果を考えてみましょう

トイレ防音工事にかかる費用は、工事の方法にもよりますが数万円から数十万円くらいです。注文住宅の建設費用を際限なく捻出できるならば、防音対策をするデメリットはないでしょう。一方で予算をなるべく抑えたい、トイレの防音対策の工事は優先順位が低い、といった場合は無理にする必要はありません。

トイレの防音工事に関しては、注文住宅を建設する段階でしなくてもあとからDIYで行えます。例えば隙間テープを貼る対策であれば、1,000円程度で行えることが多いです。防音性能の高いドアを使用したり、防音性の高いトイレを設置したりする方法ですと、数十万円に達することが多いです。投じた費用に対して見合うメリットを期待できないのであれば、防音対策をするデメリットのほうが大きくなります。